最近OANDAでのFX取引結果を記事にしたばかりですが、なんど2024/9/2以降OANDAのAPIが利用できなくなってしまいました。
突如としてOANDAに梯子を外された状況になりまして、BOT停止により2万円近く損失を出してしまいました。
今回は(怒りのままに)2019年から利用していたOANDA JAPAN(現OANDA証券)からGMOコインへと移行しましたのでその報告ですw
OANDA API終了の理由
なぜ突然APIが使えなくなったかというと、確定はしていませんが大体検討はついています。
昔は口座作成後、即デモ口座本番口座(プロコース)両方でAPIが利用できました。
しかし2021年頃に会員種別でAPI利用に規制が入りました。
APIが発行できるのはゴールド会員のみとなってしまい、事実上レギュラーとシルバーではAPI利用が不可能となってしまいました。
ちなみにゴールドになるためにドル円50万通貨取引(25万通貨を即売買)した場合、約6000円必要になります。
(プロ口座スプレッド0.8 x 150円(ドル円)=120 x 50 =6000)
しかし、なんと以前にAPIを作成し利用していた私はほぼシルバーだったにも関わらず2024/08までAPI取引で利用できていたのです。
ゴールドしかAPIが発行できなくなったのは知ってましたが、APIは変わらず利用できていたので特に気にせず利用を続けていました。
が、9月に入り突如としてBOTが停止。エラー理由を見てみるとOANDAとの通信ができなくなってしまった模様、特に事前に通知等は来てませんでしたが連絡するのも面倒なので同じくAPIの利用できるGMOコインへの移行を決めました。(恐らく国内でAPIの利用できるFX取引所はこの2つのみ)
元々為替が大きく動いたときにしか動かない売買スタイルのBOTなので月50万通貨のハードルは高すぎます。それに今50万通貨取引したとしても、引き上げられるのは来月からです。
突如の停止により2万円を損失した怒りに任せて5年近く利用したOANDAを見限ることにしました。(笑)
GMOコインの利用が難しくなった場合、OANDAに戻ってくる可能性もあります。(前の月に事前に50万取引しておく必要アリ)6000円払えばAPIが利用できますのでアリっちゃアリかもしれませんがとりあえずGMOコインのFXを使うことにします。
GMOコイン 外国為替FX 仕様
GMOコインですが、ハッキリ言ってOANDAより仕様は悪いです。
大きな違いは最小注文単位が10,000通貨~というところです。(決済は1単位で可能)
※(TRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYは100,000通貨)
余裕をもたせるなら多めに資金を入れてトレードしなければなりません。
資金が少ないと高ロットでのトレードを強いることになりリスクが高まります。
そしてスプレッドも可変型で、ドル円で約0.1銭のときもあれば12銭と非常に高めのときもあります。(OANDAプロは0.8銭原則固定)
ただ短期の連続売買は行わず、中長期のトレードがメインなのでスプレッドはそこまで気にしていません。
参考:1万通貨のトレードあたりのドル円スプレッド手数料 OANDA:80円・GMO:10~1xxx円?
私の場合、月に1~2回程度のトレードなのでOANDAに4~5000円払うならGMOを利用したほうが安いと判断しました。
なおGMOコインもOANDA同様に口座開設後30日だけAPIのデモが利用できます。(私は過ぎてしまってました笑)
APIの注文速度はOANDAと大差なく問題はありません。(軽く触れた感じの印象)
OANDAとGMOコイン比較
GMOコイン | OANDA | |
最小注文数(通貨) | 100001 | 1 |
スプレッド(ドル円) | 変動制(0.1~12?銭) | 0.8銭(原則固定) |
API利用条件 | なし | ゴールド会員のみ |
デモ口座 | 30日間だけ | あり(ゴールドのみ) レギュラーは30日間だけ |
API手数料 | 1通貨ごとに 0.002円 (1万通貨あたり20円) | なし |
短期トレードメインなら断然OANDA、中長期で小ロットならGMOといったところでしょうか。
相場が大きく動く際のスプレッドはおそらく凄まじいです。
今後の状況次第でOANDAに戻ることもあり得ます。
GMOコイン FX用API
FX用API仕様書(GMOコイン公式)
仕様は異なりますが、基本的なロジックはOANDAのプログラムをそのまま利用する予定です。
新規に学び直さなれければならない点は、
・チャート取得(1時間足と4時間足で取得可能件数が異なるので面倒)
・注文・決済方法
・残高・建玉などの口座情報取得方法
で、
OANDAとの仕様が違うために変更しなければならない点は
・チャートの取得方法で日時指定が必要(年or日付)
・注文方法(OANDAは売り注文時数字に-をつけるだけ、GMOはBUYかSELLを指定)
・決済時、新規で逆注文を出すと新たに両建てでポジションを持ってしまうので決済用の注文コードで注文しなければらない
・注文や建玉確認の返答がリスト化されている(OANDAのほうはあまり覚えてない)
くらいでしょうか。
私の自動売買では基本的に成行注文しかしないので感じた点は以上です。
OANDA終了を受けて急遽作り始めたのでまだテストを何度も行っている状態です。(新規注文が1万通貨なのでデモ期間終了してしまうとテストが非常にしずらい)
まとめ
・規制後も使えてたOANDA APIが今月で完全に使えなくなる
・GMOコインでFXのAPIが利用可能なものの、基本的にOANDAより微妙
・GMOコインのスプレッドはOANDAよりかなり高め
・短期ならOANDA、長期小ロットならGMO
・新規最低注文ロットは10000通貨~(TRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPYは100,000通貨)
今後はOANDAと比較し、どちらがより安く快適に利用できるかを検証していきたいと思います。
過去記事で自動売買の環境について書いています。
- 手動注文であれば1から可 ↩︎
■お借りした素材
ずんだもん立ち絵(坂本アヒル様):https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10788496
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