憲法改正や原発運用には賛成ですが、経済政策や少子化対策に関しては疑問しかありません。
皆さんこんにちは。アベノミクスを全く実感できないどころか貧乏化してるchibamaxです。
本日はアベノミクスの実態に迫る!というテーマです。
アベノミクスで日経平均株価が上がってるって聞くけど私の生活は全然変わらないどころかどんどん厳しくなっているわ…
(というかこのテーマ取り扱って大丈夫なの!?)
日経平均株価が上がっているのは事実ですが、国民がその恩恵を得られているという意見は中々聞きませんね。
アベノミクスとは一体何だったのか、今後の日本経済はどうなっていくのかについて説明していきたいと思います。
(少なくとも政府のお偉方は日本が民主主義国家だと言い張っているので”多分”大丈夫です)
アベノミクスの目的
第二次安倍政権以降、日経平均は3倍近くまで上昇しています。
つまり物凄く好景気になっているということになります。
が、ほとんどの人は景気実感ができず、デフレ脱却すらできていない状況です。
以下首相官邸HPより引用
アベノミクス「3本の矢」
「どれだけ真面目に働いても暮らしがよくならない」という日本経済の課題を克服するため、安倍政権は、「デフレからの脱却」と「富の拡大」を目指しています。
これらを実現する経済政策が、アベノミクス「3本の矢」です。
すでに第1の矢と第2の矢は放たれ、アベノミクス効果もあって、株価、経済成長率、企業業績、雇用等、多くの経済指標は、著しい改善を見せています。
また、アベノミクスの本丸となる「成長戦略」の施策が順次実行され、その効果も表れつつあります。
企業の業績改善は、雇用の拡大や所得の上昇につながり、さらなる消費の増加をもたらすことが期待されます。こうした「経済の好循環」を実現し、景気回復の実感を全国津々浦々に届けます。
アベノミクスによって、株価、経済成長率、企業業績、雇用が上がっているのね!(私には全く実感できないけど爆)
なぜ株価が上がったのか?
なぜ日経平均株価(日経225)が上がっているかというと、それは政府による主要株の買い支えによるものです。
一定の株価を下回った場合、全ての株を国が無限に買い続けるというものです。
つまり政府が無限に株を買うので投資をすれば必ず勝てるというものです。
しかし、これは株式を発行してそれを投資家が買い会社を運営していくという株式会社の理念をぶち壊すものです。
会社の業績に関係なく株価が上がり続けるという異常事態が起きていたのです。
そして株価の買い支えに使われているお金とは国民の年金であり、資金は無限ではありませんので必ず終わりがくると言えます。
上がっているのは主要株価の単純平均指標である日経225だけだという状況です。
株価の釣り上げによってTOPIXも上がってはいるものの、日経平均と比べると上昇率は低く日経平均と連動しているとは言い難く、乖離が生じています。
しかしながら古い日本人には日経平均のほうが馴染みがあるため、日経225が上がれば景気が上がってるように見えるのです。
上記のグラフは日経平均と裁定取引のグラフです。
ちなみに日本の株価市場にはほとんど外国人投資家しかいません。(でした。今はほとんどが売り抜けた可能性があります)
“ネットを除く”あなたの周りの日本人で投資を行っている人がどれだけいるか考えてみてください。すぐに答えはでますね?
必ず勝てる投資でも、日本人で投資を行う人は少ない上に投資を行うために借金できる仕組みもありません。
しかし、海外では投資のために低金利で貸付を行われています。
上記グラフからは海外投資家が売り、それを自社株買いや日銀、年金マネーが買い支えているという構図が読み取れます。
外国人が先物を買うと日経平均が上昇し、(裁定取引を通じて)裁定買い残が増加します。
外国人が先物を売ると日経平均が下落、(裁定解消売りを通じて)裁定買い残が減少します。
2013年以降、日経と買いがほとんど連動していないことが分かります。
そして最近では政府による買い支え資金の枯渇、高齢化社会、五輪終了後の景気後退を考慮し、海外投資家による手仕舞いが入っている状態です。
主要筆頭株主は国で、国が株価を操作することができるようになってしまい、会社の業績等に関係なく株価が推移していくことになります。
そして年金を払うには株式を売却しなければならず、最終的には日本の株価はフラッシュクラッシュを迎える可能性まで出てきています。
五輪前の今現在でもコロナショックによる世界同時株安がこの崩壊の引き金になるかもしれません。
私達の払っている年金は国内株式の買い支えに使われていたのね。そんなこと知らなかったわ。。。
日本は為替操作監視国
さらには円安への為替操作も行っています。
政権発足時の84円から、一時期円安は125円まで進みましたが、現在110円前後となっています。
日本は為替操作国の監視リスト入りしています。
しかしながらインフレなどを考慮した実質実効為替レートでは100円でも円安と言えるのです。
実際、アメリカではインフレが進み物価は日本よりも大幅に上がっているものの、為替レートがほとんど変わっていないということは日本円の価値は大幅に下がっているということなのです。
1980年以来の歴史的な円安にあり、先進国への海外旅行もかなりしづらい状況となっています。(逆に日本への観光客は増えていますが…)
日本人は日本円に絶対的な信頼を置いているため、避難用の通貨などの表現もしていますが、実際には円への信用は昔ほどではありません。
アメリカの物価が高すぎるわけじゃなく、円の価値が80年代レベルまで下がっていたのね。
将来どうなるのか?
総括すると、もはや少子高齢化を止めない限り誰が政権取ってもこの状況を立て直すのは難しいと言えます。
高齢層ばかりが増えてシルバー民主主義となった上に、若者の選挙への関心は大幅に下がっています。
そのような状況で少子化対策の政策が打ち出されることはありません。
現状は、一般国民には最悪の政策でも現状維持の民主党よりマシなのかもしれません。
私自身、正直日本の未来はあまり期待していません。
他人に期待するよりも自分が動くほうが遥かに合理的だからです。
移民を受け入れたとしても働くために来る人はどれだけいるのでしょうか。
英語が通じず、外国人に対して排他的、高いサービスを求められる割に給料が安い、同調圧力、満員電車、人混みなど全く改善されない上に経済は徐々に縮退していく日本に未来はあるのかを冷静に見極めていく必要があります。
たしかに、日本で働く外国人はあまり多くないわね。
少子化対策も移民政策も失敗したら日本は終わりということね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アベノミクス効果の恩恵を得られている人間のほとんどは、大株主(自社株主)と外国人投資家なのですね。
日本人の個人投資家はほとんどいません。
なぜ分かるのかというと日本人には投資アレルギーがあり、株などの投資を行っている人がほとんどいないからです。
そして自社株主は会社の権利を手放すわけにはいかないので簡単に株を売れません。
つまり、一番儲けることができたのはアベノミクスによって参入してきた外国人投資家だけなのです。(日本人投資家もいないわけではありませんが、外国人率に比べるとほぼ皆無です)
よって、日本の一般人がアベノミクスによる経済効果を実感できるわけがないです。
日本のGDP低下・五輪後の景気後退・コロナショックを懸念した外国人投資家はほとんど売り抜けてしまったと言われています。
今現在、日本株を持っているのは自社株主か国(日銀)ということなのです。
そしてコロナショックによる日経平均の暴落、今後も日本人の投資への嫌悪感は拭えずに日銀が買い続ける可能性は高いです。
言わずもがな日本の生産性は低下し、消費も落ち込んでいきます。
会社が次々と潰れていく中で年金で大量に購入した国内主要株式はどうなるのか?
国内株式に投資を続けるのであれば考えていく必要があります。
投資に絶対はありませんが、私はなるべくリスクを避けたいので日本株は二度と買わないつもりです。
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