初めたばかりの頃はノートPCを24時間稼働させて動かしていました。
皆さんこんにちは。自動売買システムが半永久的に動いてくれることを祈ってるchibamaxです。
今回はPythonを用いた自動売買環境はVPSサーバで動かすべき理由というテーマです。
Anacondaを24時間起動したいんだけど、レンタルサーバに毎月お金を払うのはなんだか嫌だわ。
とりあえず省電力なノートパソコンで動かしておこうかしら。
ちょっと待ってください!
自宅で稼働するのとレンタルサーバのメリットデメリットをちゃんと把握していますか?
自宅で動かす前に両者を比較してみるべきです。
以前、環境構築編にてさらっと説明しただけですので、個人トレーダーがレンタルサーバを導入すべき理由について深堀りしていきたいと思います。
リスクとコスト
レンタルサーバを導入すべき理由は低コストでリスクを最小限に抑えることができるからです。
単純な例で挙げると、通信障害や停電ですね。
停電に関してはUPSを導入するという手もありますが、長時間化するようだと長くは保ちません。
回線も無線ルーターを別途契約することもできますが、コストがどんどん増えていきます。
私自身もルーターとパソコン用にUPSを2台使っていますが、それだけで4万円近いお買い物です。
予備の無線ルーターに関しては月5000円くらいかかってきます。
さらには24時間稼働するパソコンの電気代もかかります。
作業やトレードなどのメインで使っているデスクトップパソコンは負荷がかかったりするのでノートパソコンにて動かしていましたが、もう一台パソコンを買うお金もかかります。
自力で安定したbot環境を作るためにかかった費用を載せておきますので参考にしてください。
ノートパソコン(ASUS VivoBook X556UA-7500):79,800円
ルーター用UPS(オムロン 500VA/300W BY50S):17,300円
パソコン用UPS(CyberPower 1200VA/720W CPJ1200):26,180円
外部モニター・キーボード・マウス・ケーブル・冷却ファン等:約25,000円
計:約150,000円
ノートパソコンは少しオーバースペックかもしれませんが、スペックが低すぎるとファンが全開で回り続けたり、プログラムが頻繁に停止したりしてしまいます。
初期費用約15万ですが、さらに毎月のインターネット代や電気代もかかります。
夏には熱対策で空調が必要になってくる場合もあります。
自宅で運用するにも非常に多くのコストがかかってしまうのね。
ノートパソコンは危険!
ほとんどの個人の場合、24時間稼働するパソコンはノートパソコンやタブレットPCになるかと思われます。
ノートパソコンを24時間稼働し続けることはあまりおすすめされていません。
デスクトップ型と比較してノートは冷却性能が非常に悪く、小さいファンやヒートシンクで冷やしているだけです。
聞いた話ですが、サーバとしてノートパソコンを使用していたところ、火災が発生して家がまるごと燃えてしまったという事例もあるようです。
お小遣い稼ぎのための自動トレードで家まるごと焼失してしまうリスクを考えたらノートパソコンを用いるべきではないと言えますね。
chibamaxも過去にノートに外付け冷却ファンをつけて24時間稼働していました。
運良く火事にはなることはありませんでしたが、あまり気分の良いものではありませんでした。
もしサーバやBOTの稼働を自分で行うのであれば、冷却効率が良くてメンテナンス制の高いデスクトップパソコンで行うべきだと言えます。
お金儲けするためのシステムが家を焼き払ってしまったら意味がないわね…
高信頼なレンタルサーバ
サーバ用のパソコンは最初から24時間365日の運用が想定されており、サーバ室は二重床で空調によって常に温度が一定を保っています。
私自身も仕事柄、サーバルームに立ち入ることが多いですが、実際に上記の写真通りのような感じです。
通信に関しても恐らくほとんどの企業はビジネスユーザー向けの優先帯域回線を使っているためトラフィックも優先度が高い上、信頼性向上のために回線が二重化されていたりします。
遠隔からの監視も行っているため、異常が起きてもすぐに対応できるのです。
無論電源もUPSが備わっていることが多く、数時間~数日保ちます。
ビルが大きい場合、発電用のエンジンが備わっていることもあります。
温度調整や回線品質、予備電源などを個人でやるよりも全然効率が良さそうね…
レンタルサーバを使った感想
ちなみに私が利用しているのはさくらインターネットのVPS for Windows Serverです。
最初の2週間はお試しで利用できます。
Anaconda自体は複数起動しても大した負荷にはならないので一番安いプランで様子を見てますが、問題ありません。
1年間の利用料は12000円ほどです。
自宅で安定した環境を構築するとレンタルサーバ10年分の料金となってしまうのですね。
CPUはXeonですが、サーバPCなので複数人数の演算処理を行っているため、スペック自体は低スペックのノートPCくらいの感じです。
サーバビルは石狩だそうです(コストは安そうですね爆)
接続方法はリモートデスクトップ接続なのでインターネット環境さえあればどこからでも接続できます。
メモリ1GでもAnaconda多重起動くらいなら全く問題なさそうです。
必要かは分かりませんが、Windowsが強制的にアップデートされて再起動されるのを防ぐためにWindows Update Blockerとメモリを定期的に開放してくれるCleanMemというアプリを使っています。
Windows10になってからアップデートのスケジュール画面がホップアップされて、 強制的に再起動がかかってしまうことがありますので、勝手に再起動されてウザい!という人には普段使いでもおすすめです。
CleanMemも普段から使っていますが、メインPCはメモリ32Gなのでほぼほぼ不要の代物かもしれません。。。気休め程度です。
Anaconda Promptを動かすだけなら一番安いプランでも問題ないのね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
chibamax自身も最初は使ってないノートPCでPythonプログラムを動かしていましたが、夏は非常に温度が高くなる日本では冷却の空調は必須です。
温度調整、予備の電源確保、バックアップ回線などを個人で用意するとなるとコストがかさんでしまいます。
一般回線ではトラフィックの優先度は低いので、混雑時にはパケット破棄が起きるなんてこともあります。
さらには家でノートパソコンを動かし続けていたら発火し、焼失していたなんてことになったらシャレになりません。
今現在家でパソコンをずっと稼働させている人や、これから自動売買を行ってみたいという方はレンタルサーバーの導入を検討してみてはいかがでしたでしょうか?
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